15:00開演。
この合唱団の演奏会は、ただ歌うだけでなく、演出家がついていて、ところどころでお芝居(小芝居?)も交えながら進行する。
曲間には、主宰者の酒井先生と、指揮・編曲の青木先生のMCが入る。
当初、10人に満たない人数でスタートしたこの合唱団も、今では50人を超える規模となり、数々の受賞歴を持つに至ったとのこと。
第1部が終わって、20分間の休憩の際に、会社の先輩何人かと顔を合わせた。やはりO氏からの招待なのだそうだ。
「日本の歌・2」では、青木氏がピアノに座って弾き振りの形となったが、弾きながらだとどうしても指揮の動作が制約されるので、歌う側にとっては難しさが増したのではないかと思った。
次の「遥かなるロシアの大地」では、上手にマリンバを始めとする打楽器が置かれた。
これら、「日本の歌・2」、「遥かなるロシアの大地」では、ラフマニノフの2番のコンチェルトなど、各曲の間をクラシックの楽曲でつなぐ編曲だったが、そのクラシックの曲が、間奏部分だけにとどまらず、歌が入ってからもピアノで続けられる場面があり、歌うにはいささか邪魔になっていないかと感じた。
前回同様、立派な合唱だと感じ入った反面、年ごとに齢を重ねられるメンバーの方々にとって、これだけたくさんの曲(アンコール曲を含めて37曲)を本番で歌うこと、さらにそのすべてを暗譜で歌うことは、負担が増しているのではないか、とも思った。加えて演出や芝居もあるわけで。
全曲暗譜は、団創立以来の酒井先生のこだわりだと、前回MCで聞いたが、余裕をもって歌唱に専念できる環境も必要ではないか、と一聴衆としては思った。
そうしたいくつかのことは感じたものの、全体としては、今回も大変楽しい演奏会を聴かせてもらえて、とてもよかった。
アンコールは2曲。
最初は、青木氏が作曲した、ドッグウッドのためのオリジナル曲、「歌うジジイ ありがとう」。
そして、もう1曲、「マイウェイ」が歌われた。
16:51、終演。
また次回を楽しみにしたい。また、その時には、今回来なかった会社の者にも知らせて、来聴を勧めたいと思った。