やはり、この書き方はどんなものかと思う。
それはわからぬでもないが、しかし「死に神」という表現は、いかにも不適切だ。
鳩山大臣は、「死刑を執行された人への侮辱だ」と言ったそうだが、私としては、それ以上に、死刑囚が死に神に連れていかれたのでは、その犯罪の被害者、遺族が浮かばれないと思うのだ。
私は、この文章を読んで、どうも筆者が、これを書く時に、「何を伝えたいか」よりも、「気の利いた文章、巧い文章」を書いてやろう」という意識の方に傾き過ぎていたのではないか、と推測する。
かつて「素粒子」の執筆に携わっていたという轡田隆史氏は、今回の件をどのように考えておられるのだろうか。