豊真将は、翔天狼のはたきに珍しく落ちてしまった。これには伏線があって、翔天狼のつっかけが早く、行司が3回止めた末に、4回目の立ち合いだったので、その影響があったのだろう。
今日はピンクの装束を着ていたこの行司さんは、名前を知らないが、立ち合いの手つきには、きわだって厳しい。最近は、審判長でさえ、一時と違って、めったなことでは立ち合いを止めなくなっている中、この行司さんだけは孤軍奮闘している感がある。
しかし、ある見方をすれば、これは公平を欠く。他の行司、審判が止めていない中で、今日のこの一番にしても、あまりにも神経質だった。その結果、両力士が、力を発揮しきれないのでは、本末転倒ではないだろうか。まして、つっかけの早かった翔天狼の方が勝ったとあっては。
今日はピンクの装束を着ていたこの行司さんは、名前を知らないが、立ち合いの手つきには、きわだって厳しい。最近は、審判長でさえ、一時と違って、めったなことでは立ち合いを止めなくなっている中、この行司さんだけは孤軍奮闘している感がある。
しかし、ある見方をすれば、これは公平を欠く。他の行司、審判が止めていない中で、今日のこの一番にしても、あまりにも神経質だった。その結果、両力士が、力を発揮しきれないのでは、本末転倒ではないだろうか。まして、つっかけの早かった翔天狼の方が勝ったとあっては。
岩木山は、立ち合いにすばやくもろ差しになっての電車道。高見盛は何もできなかった。驚くような差し身のよさを見せる高見盛が、どうしてこういうふうにあっさり差させてしまうのか。高見盛にまつわる謎の一つだ。
「突く力士は突かれると弱い」とよく言われるが、そういうことなんだろうか。
「突く力士は突かれると弱い」とよく言われるが、そういうことなんだろうか。
安美錦は、豊響を右からいなして崩し、前に出た。安美錦という力士は、かわすばかりの半端な相撲ではない。前へ押す力もあるし、それなりの重量感も感じさせる。
豊響としては、安美錦の地力とうまさにやられた格好だが、やがては、安美錦をいっぺんに押し出す相撲も見せてくれるだろう。
豊響としては、安美錦の地力とうまさにやられた格好だが、やがては、安美錦をいっぺんに押し出す相撲も見せてくれるだろう。
栃煌山は、二本差しに成功して、喜んで出たが、旭天鵬の右上手投げに転がった。白星なしの10連敗。先場所の豊真将を思い出す展開になってきた。
それにしても、毎日書いているが、栃煌山のこのもろさはどうしたことだろう。NHK正面解説の北の富士さんによると、足腰の鍛錬不足とのことだ。
それにしても、毎日書いているが、栃煌山のこのもろさはどうしたことだろう。NHK正面解説の北の富士さんによると、足腰の鍛錬不足とのことだ。
琴光喜と把瑠都は、琴光喜のうまさが光った。立ち合いから激しく突き起こしておいて、すばやくもろ差しに成功。
しかし、把瑠都も右上手をとって、予断を許さない形。琴光喜は、再三その上手を切ろうとするが、なかなか切れない。把瑠都は上手を引きつけて根こそぎ前に持っていこうとするが、これは琴光喜もこらえる。
最後、琴光喜は、とうとう相手の上手を切ると、次の瞬間に右からすくった。このへんのうまさは、琴光喜ならではのものだ。
しかし、把瑠都も右上手をとって、予断を許さない形。琴光喜は、再三その上手を切ろうとするが、なかなか切れない。把瑠都は上手を引きつけて根こそぎ前に持っていこうとするが、これは琴光喜もこらえる。
最後、琴光喜は、とうとう相手の上手を切ると、次の瞬間に右からすくった。このへんのうまさは、琴光喜ならではのものだ。
琴欧洲に稀勢の里は、琴欧洲の一方的な相撲。ますます相撲がよくなってきた。
立ち合いすぐに左右からすくうように二本入ると、後は前へ前へと出た。稀勢の里はまったく対抗できず、後手にまわったままの相撲。いいところがなかった。
この、前に出る力はすごい。近く組まれる白鵬戦が楽しみだ。先場所も白鵬には勝っているし。
立ち合いすぐに左右からすくうように二本入ると、後は前へ前へと出た。稀勢の里はまったく対抗できず、後手にまわったままの相撲。いいところがなかった。
この、前に出る力はすごい。近く組まれる白鵬戦が楽しみだ。先場所も白鵬には勝っているし。
日馬富士と魁皇は、日馬富士の動き勝ち。攻防の中で、とった左上手から投げて崩し、その左は下手に変わったが、その下手から投げを打ち、右で相手の膝をはらって決めた。日馬富士としては、計算通りの相撲で、まったく危なげなかった。
連敗の朝青龍は、力をつけている鶴竜との対戦もどうかと思ったが、3連敗はしなかった。
しかし、朝青龍の内容はやはりよくない。立ち合いから、差して密着することができない。相撲は鶴竜ペース。低く頭を下げ、頭をつけ合い、まわしをとらずに相手をうかがう格好。しかし、朝青龍は、右上手をとるとすかさず出し投げで後ろにつき、これで勝負は決まった。
今日も立ち合いが悪い。右から張っていったが、今日も顔が右を向いている。
それから、勝負がついてから、しきりと右肩をまわしていた。稀勢の里戦で傷めたらしいが、だいぶ影響があるようだ。朝青龍という力士は、ケガなどの痛さを隠さないところがある。昔の日本人力士では考えられないことだ。
しかし、朝青龍の内容はやはりよくない。立ち合いから、差して密着することができない。相撲は鶴竜ペース。低く頭を下げ、頭をつけ合い、まわしをとらずに相手をうかがう格好。しかし、朝青龍は、右上手をとるとすかさず出し投げで後ろにつき、これで勝負は決まった。
今日も立ち合いが悪い。右から張っていったが、今日も顔が右を向いている。
それから、勝負がついてから、しきりと右肩をまわしていた。稀勢の里戦で傷めたらしいが、だいぶ影響があるようだ。朝青龍という力士は、ケガなどの痛さを隠さないところがある。昔の日本人力士では考えられないことだ。