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旧国立駅舎再築現場一般公開(見学会)<6>

旧部材を点検した結果、必要に応じて新材と組み合わせての施工となる。

 

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ふと見ると、赤とんぼが飛んできて、部材に止まった。

 

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工事現場での説明によると、旧駅舎が建っていた場所よりも、南に5メートル、西に4メートル移動した位置にあるとのこと。

 

確かに、駅自体は、かつてはなかった駅ナカ施設も備えた、立派な高架駅がそびえ建っているので、大学通り側に寄らざるを得ないのだろう。

 

また、もう一つ大切な説明として、1926年開業当時の建物を復原するものの、この建物自体は駅の機能は持たないとのことだった。往年の改札口は復原するものの、それは、この復原建物から現在の本来の駅に抜けて行く出口としてのものになるらしい。

 

工事現場を退出し、くにたち・こくぶんじ市民プラザに戻り、アンケート用紙を記入提出して、13:45頃、解散となった。

 

この見学会に参加できて、本当によかったと思った。

 

開業当時の意匠での復原をめざしていることは、初めて聞いたが、貴重かつ驚くべき情報だった。

 

また、私は、2006年の解体時、保管しておいた部材を単純に組み立て直して再築するのだとばかり思っていたが、そんな簡単なものではないこともわかった。

 

解体時点の姿に戻す構想でないのだから当然ではあるが、加えて、保管部材をつぶさに点検し、使えないものをどう代替するか、使えるにせよ充分な強度がないものをどう補強するかなど、細かな検討が行われているとは、知らなかった。

 

解体時には既になかった意匠を復活させることも含め、この再築事業は、本当に大変な目標に向かって動いているのだ、と感じさせられた。

 

多くの関係者が力と知恵を合わせて取り組んでいることがよくわかった。

 

そうしたことを知る機会になった、この見学会、抽選に当たって参加できたことを幸せに思う。

 

2020年2月の完成まで、あと1年余り。

 

完成の暁には、是非見に来たいものだ。

 

無事故、無災害での竣工を祈ります。

 

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