naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

妻と国立へ

28日(金)は、午後半休を取って、妻と三多摩方面へ出かけた。

主目的は、J:COMホール八王子で行われる坂本冬美のコンサートを聴くことだったが、三多摩へはめったに行かないので、その前に国立に寄り道した。

 

新宿駅から中央快速に乗り、東京駅から乗車してきた妻と合流。

国立駅で下りた。

 

私は、3月24日(金)に仕事で国立に来る機会があり、その時は折からの駅前、大学通りの桜を眺めることができた。

それ以来ほぼひと月ぶりの国立、妻は数年ぶりになる。

 

国立駅改札内につばめの巣が。

駅ナカ施設、nonowa国立に抜ける改札手前だ。

見上げると。

あんなところに巣を作ってる。

 

反対側の改札を出て、南口へ。

 

今回の妻との途中下車の主目的は、まず「元祖スタ丼」の店に連れて行くことだった。チェーン店である「伝説のすた丼屋」の「すた丼」には、もう何度も行っているが、「スタ丼」発祥の店である、国立富士見通りの店には行っていないのだ。

そしてもう1つは、再築された旧国立駅舎を見ること(私自身は、再築オープンから3年も経って、先月初めて見ている)。

 

まずはスタ丼。坂本冬美の開演時刻は決まっているから、国立での滞在時間には限りがある。昼どきでもあり、混んでいて待つこともあろう、と富士見通りを歩いていく。

急いでいるので、途中のCDショップ「アポロ」は素通り。

結構遠い。国立音楽大学附属中学校・高等学校、あるいは附属小学校があるあたりだ。

 

やっと着いた。

 

幸い、カウンター席に2組4人の客がいるだけで、すぐ入れた。

在学中の記憶そのままの店内。テーブル席に座った。

 

妻はスタ丼、私は青春時代の思い出のチャーシューライスを注文した。スタ丼がまだメニューになかった(在学中に新メニューとして登場)頃は、来ればこればっかり食べてたのだ。ここでないと食べられないので迷わずチョイス。

 

こちらがチャーシューライス。妻のスタ丼は撮影し忘れてしまった。

 

カウンター席に座って食べている若い男女は作業服を着ている。

見るともなく見ていると、A社(西新宿)のユニフォームであることに気がついた。

そう言えば、この近くに工事現場があることは知っていた。そこに勤務している若手が昼休みで食べに来てるのか。

ちょっと話しかけてみた(彼らのお昼はごちそうしました)。

 

そんなやりとりの後、マスターの舩津さんが話しかけてきた。前にこのへんに住んでいたのか、と聞かれたので、もう40年以上前、1970年代の半ば頃にいて、よく来てたんです、と堪えると、「チャーシューライスを注文したから、そうかなと思って」。今はもう注文する客もいないのだろう。

 

また来ます、と店を出た。

 

店を出る時に、「スタパン」という小さなポスターが目についた。すぐそこのパン屋で売ってるよ、とマスターが教えてくれたので、行ってみた。

「シュンタ」という店だ。

スタ丼の店の壁に貼ってあったのと同じポスターだ。写真右が舩津マスター。

元祖スタ丼コラボ商品、「くにたちスタパン」。

「大将秘伝のニンニク醤油味そぼろ炒めとバターを合わせて・・・ドイツパンとサンドしました」とある。

あるだけ全部(3つ)買った。

これがスタパンです。翌朝、家で食べました。とてもおいしかった。

 

シュンタを出て、富士見通りを駅方面に向かう。

左手に喫茶店があったので入った。「書簡集」という店だ。

店内には、レオンハルトの「ゴルトベルク変奏曲」が流れていた。

記憶では、富士見通りのこのへんに、在学中は「ジュピター」という名曲喫茶があった。その流れの店かもしれないが、「ジュピター」は、もっと広かったと思う。

 

富士見通りをさらにしばらく駅方向に歩いてから、斜め右に折れる。つまり、線路と並行に歩く形で大学通りへ抜けた。

 

紀伊國屋と増田書店をのぞく。

 

その後、そろそろ滞在できる時間も少なくなってきたので、駅まで戻った。

駅を背に大学通りを見ると、1ヶ月前、花の盛りだった桜はすっかりきれいな緑だ。

 

国立駅舎に入る。

展示室、ショップを見る。

 

国立駅の建設を請願した箱根土地株式会社(現プリンスホテル)に保管されていた、駅舎の矩計図。

旧駅舎の部材。

軸組模型。

 

もらってきたパンフレットから。

駅から真下、南に伸びているのが大学通り

左下方向、南西に斜めに伸びているのが富士見通り。名前の通りつきあたりに富士山が見える。

右下方向、南東に斜めに伸びているのが旭通りである。

旧駅舎の三角屋根のてっぺんが国立駅だとすると、左右の屋根、長さのバランスは、富士見通り、旭通りを表していると言われる。つまり、上空から国立の街を見おろした形が、駅舎の形だったのだという。

 

こちらは、国立駅構内にある地図。

富士見通りを左下に向かって行った先、「A」と表示した赤丸が、スタ丼の店。

ついでに、それより駅寄り、「B」と表示した赤丸のあたりが、在学中私が住んでいたアパート(今はもうない)である。

 

旧駅舎を出て、再度電車に乗って、八王子に向かった。

 

※過去の関連記事

 

   桜の時期の国立へ<1>
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2023/04/02/112319
   桜の時期の国立へ<2>~大学通り
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2023/04/02/113422
   桜の時期の国立へ<3>~旧国立駅舎に初めて入る
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2023/04/02/121513
   桜の時期の国立へ<4>~富士見通り、アポロ、白十字
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2023/04/02/124336

 

   「スタ丼」今昔物語
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/17456713
   久しぶりに国立で花見(9)~昼食はもちろん「すた丼」
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/54291858
   駅前シリーズ~国立駅南口+久々の「すた丼」
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/60496507
   久しぶりの国立<3>~「スタ丼」発祥の店
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65850152
   スタ丼発祥の店についてのネット記事をさがしてみた
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/63741779
   スタ丼を語る宇梶剛士
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66089390
   10ヶ月ぶりの国立
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66093642
   久々のチャーシューライス!
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66202177
   日本経済新聞に元祖スタ丼記事
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2020/07/25/083858