naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

八重洲一丁目再開発進む

昨23日(金)は、前の会社の同期のT、Yとの定例の飲み会。

 

Yは既に会社をリタイアしているが、定期の通院で上京するということで、この日に設定した。

 

日本橋の髙島屋と丸善に立ち寄ってから、集合場所の東京駅に向かった。

 

八重洲仲通りを八重洲通りに向かって歩いて行ったのだが、話には聞いていた八重洲一丁目の再開発が始まっているのを目の当たりにした。

 

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八重洲通りに向かって右手、八重洲仲通りの西側の一角が白く囲われている。この囲いの中の店は、もう営業していないようだ。

 

一番手前のカラオケ館は、この後飲む同期の2人を含む仲間たちで、4年前に入った。

   新年度~初日から、はじける
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65252563

 

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少し進む。

この近く、京橋での長い会社生活、焼肉の昌月苑、升寿司、八吉二の丸などにも入ったものだ。

 

そして、何と言っても、ここ。

 

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餃子の名店、泰興楼である。

この店も閉まってしまったのか・・・。

   八重洲ランチ処~泰興楼の焼餃子
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/46365353
   昨日は銀座ライオン、今日は八重洲仲通りの泰興楼
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/63714150
   久々、泰興楼の餃子
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65158546

最後にここに来たのは、これも4年前らしい。

 

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これは、八重洲通り側から見たところ。一番手前の中華博雅にも、この後飲む2人と二次会で入ったっけ。

 

八重洲通りに出て、東京駅方面を望む。

 

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前方の傘をさしている女性の右手あたりに、かつて富士銀行八重洲口支店があった。前の会社に入社当時、経理部で銀行まわりを担当していた時、毎日のように行ったものだ。

富士銀行が撤退した後、その建物は、ドラマ「クロサギ」に出てきた。山﨑努演じる桂木敏夫の店、「桂」としてロケに使われた。

   東京国際フォーラムクロサギ
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/62325246

 

白い囲いの工事看板。

 

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この工事が終わるのは、令和7年。2025年か。

もう会社生活は終わってるな。千葉から見に来よう。

 

で、東京駅。

 

無事、T、Yと落ち合っての飲み会は、グランアージュにある、北海道チューボーへ。

 

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Tは会社に残っているが、Yはリタイア、私は子会社に移籍。

かつては、同じ社屋にいて、誘い合って一緒に出かけたものだが、今はバラバラだ。

それでも、月1回ペースで集まっている。

昨日もあれこれ楽しく話し、飲んだ。

 

次回は、12月の初め、Yの上京に合わせて集まる予定だ。

 

※過去の関連記事

    勤続41年、最後の日<2>~同期の仲間と昼飲み、妻からのメール
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66277015

開設15周年

2005年10月22日(土)に開設した、naokichiオムニバス。

 

本日、開設満15年を迎えました。

 

昨年9月、Yahoo!ブログからはてなブログへの引っ越しという大きな出来事がありましたが、おかげさまで変わらず続けてくることができました。

 

現状、SNSは、このブログとFacebookへの投稿との二本柱で運用していますが、自分にとっての公式発言の場はブログと認識しています。

 

20年、25年に向けて、これからもがんばってまいります。

 

皆さま、今後ともよろしくお願い致します。

 

※開設記念日恒例、データ記録

   22日11:41現在

       記事数     9,872 (  375)
       アクセス数  504,614 (17,402)
       コメント    10,635 (   6)  ( ):昨年10月22日からの増加数

 

※1年間の増加数
               記事数 アクセス数 コメント

     07.10.22~08.10.22  831   22,944  1,906
     08.10.22~09.10.22  900   21,621  1,631
     09.10.22~10.10.22  731   30,939   898
     10.10.22~11.10.22  960   49,923   916
     11.10.22~12.10.22  975   59,629   854
     12.10.22~13.10.22  730   82,416   565
     13.10.22~14.10.22  545   43,712   338
     14.10.22~15.10.22  534   35,462   378
     15.10.22~16.10.22  533   37,813   250
     16.10.22~17.10.22  469   27,534   223   
     17.10.22~18.10.22  510   24,836   248
     18.10.22~19.10.22  401   26,868   148
     19.10.22~20.10.22  375   17,402    6

     はてなブログに引っ越しての変化は、アクセス数とコメントの減少。

     特にコメントは、2ケタの減、最盛期からは3ケタの減で、いささ

     かさみしいところです。お待ちしています。

 

※過去の関連記事
    開設ご挨拶 ←1本目の記事
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/14669575
    勝手に祝100本目!~ブログタイトルについて
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/20455831
    おかげさまで開設1周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/42745491
    開設2周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/51701434
    アニバーサリー2~開設3周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/57067810
    開設4周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/60422889
    おかげさまで開設5周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/61713354
    おかげさまで開設6周年~あの日と同じ土曜日に
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/62632495
    開設7周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/63308494
    開設8周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/63941020
    開設9周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/64559056
    遂に開設10周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65056588
    開設11周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65520243
    開設12周年~干支ひとまわり
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65890049
    開設13周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66170512

    SNSの現況

       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2019/09/06/233308
    開設14周年
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2019/10/22/172007

オケ練日誌~弦分奏

今日18日(日)のオケ練は、弦分奏。

 

新浦安駅を下りて、J:COM浦安音楽ホールのビルのローソンへ。

ペットボトルの飲み物を物色していると、「naokichiさん」と声をかけられた。先週、宇奈月オペラでご一緒したばかりのヴァイオリンのTさんだった。

音楽ホールのスタジオで、横島勝人先生に、室内楽のレッスンをつけていただいているとのこと。

 

昼食のため、MONAに入った。今日は炭家米蔵で釜飯を食べよう、と思って行ってみたのだが、閉まっている。

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ショーケースのサンプルなどもすべて撤収されていて、あたかも閉店してしまったかのようだが、臨時休業のようだ。

いずれ再開してほしい店だ。

 

ファンの声が書かれている。

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同じフロアにある、仙台辺見へ。

ここには先月来ているが、ランチメニューが変わった。

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ねぎ塩レモンと牛テールラーメンは、以前はなかったジャンルだ。

しばしば食べていた、タンシチューがなくなってしまったが、こちらは一品メニューに残っているので安堵。

 

さっそく新ジャンルのねぎ塩レモンにした。

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今日の練習は、イオンスタイルのビルにある、Wave101。

 

まずイオンスタイルの3階へ行って、買物などを済ませる。このフロアはリニューアルして、だいぶ配置が変わった。

書店は、以前あったアシーネが撤退したようで、奥の方に未来屋書店ができた。

ちょっとのぞいてみる。なかなか充実した品揃えで、アトレの有隣堂といい勝負か。

手帳がたくさん売っている。そろそろ来年の手帳を買おうと思っていたので、高橋の手帳から一つ選んで買った。

 

4階に上がる。このレストランフロアは長期にわたってリニューアル工事が行われていたが、全面的にオープンしたようだ。

だいぶ店の入れ替わりがある。何度も入ったココイチがなくなったようで、これは残念。

さくら水産はなの舞は、場所が変わったが残っている。

おいおい、練習時に寄ってみたい。

 

練習会場のWave101は、この4階にある。以前、入口だったドアは鍵がかかっていて入れない。別の入口から入った。

 

Wave101自体も改修工事が行われ、新しくなってから入るのは初めてだ。

 

受付カウンターが、エレベーター前に移動した。

 

全体的にきれいになった。

 

今日の練習会場、多目的ホール(小)。

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中に入ったら、以前とは様子が一変していてびっくり。板張りの広々とした練習場になった。

 

日 時 : 2020年10月18日(日) 13:30~16:30
場 所 : Wave101多目的ホール(小)
指 導 : 本番指揮者N先生
内 容 : 弦分奏
曲 目 : チャイコフスキー(1~4楽章)、ショパン
弦人数 : 8・5・3・5・2(チャイコフスキー)、5・4・2・4・2(ショパン)
弓の毛 : 1本(チャイコフスキー4楽章)

 

本番指揮のN先生の指導で、チャイコフスキーの弦楽セレナーデから。

 

1楽章、2楽章と練習して休憩。

休憩後、3楽章、4楽章。

 

この曲、自分個人としては、毎週練習に出ていないこともあるが、進歩がないのを痛感する。難しい箇所はもうわかってきたので、重点的にさらわなければ。

 

再度休憩の後、今度はショパンのピアノ・コンチェルト1番の1楽章(弦楽合奏伴奏版)。

この曲は有志演奏である。

ヴィオラは、全員参加のチャイコフスキーと「運命」は3人、ショパンは2人となる。前者でトップのKさんがショパンには不参加なので、後ろで弾いていた私が前に出てトップ席に座る。

 

この弦楽合奏版は、2種類の版を試しながら練習してきたが、やっと使用する版が決まった。そのような経緯だったため、ボウイングが曖昧なままだった。パートのIさんから、そろそろ決めないといけないですね、と言われ、ファーストヴァイオリンとセカンドヴァイオリンのボウイング入りパート譜を入手し、それを見ながら、昨日今日とヴィオラボウイングをつけた。スコアが存在しないため、結構手間がかかる作業だった。とりあえずこれで様子を見て、気がついたことがあれば調整していく予定。

 

ボウイングも決まったので、弾いていてもちょっと手応えが出てきた感じはある。

 

N先生もスコアは持っておらず、オリジナルのコンチェルトのスコアを使われている。合わせながら、オリジナルでは管楽器が吹いているパートを、弦のどのパートが弾いているかを確認されたり、時に、必要な音が抜けているところを足す指示を出されたりしながら進行した。こういう練習もめったにないことだが、面白い。

 

いよいよ来週のホール練では、初めてソリストが来られる。小編成の弦でのコンチェルト、どんな感じになるのか、ちょっと想像できないが、楽しみだ。


※練習往復に聴いた音楽

    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第11番、第12番、第9番

       バリリ四重奏団

    フォーレ 弦楽四重奏曲

       ヴィア・ノヴァ四重奏団

    モーツァルト ドン・ジョヴァンニ

       ベームウィーン・フィル

歩かなくなった・・・

体重が増えて、落ちない。

 

「コロナ太り」が戻らない、という感じである。

 

春の在宅勤務期間は、通勤がない分、カロリーを消費しなくなった。それではいけないと、お昼どきに1時間くらいウォーキングをするようにしたのだが、それでも体重は、以前に比べて3~4キロ増えた。これが戻らないのだ。

 

そもそも、在宅勤務を別にしても、昨年4月の勤務先変更に伴って、1日の歩数は減っていた。

 

前の会社の時は、通勤の往復だけで3,000歩くらいは歩いていたし、1日10,000歩を切ることの方が珍しかった。大体、平均で10,000~11,000歩は歩いていたものだ。

 

今思えば、他部署との打合せだとか何だとか、社屋の中を、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、階段の上り下りも結構あった。

 

ところが、昨年4月に退職し、今の2つの会社に監査役として移ってからは、様相が一変した。

 

監査役というのは、往査の時期を別にすると、毎日の業務で、社内を歩き回ることが基本的にない。もっと言えば、打合せや電話で、人と話すことも少ないポジションである。

 

A社(西新宿)では、隣のデスクに同僚の監査役がいるので、監査業務に関して打ち合わせることはもちろんあるが、それとて、席を立つ必要もないわけで、これを除けば、本当に動かない。

 

B社(三軒茶屋)では、監査役は私1人だし、要するに、監査役というのは、日々の業務執行部門とは異質なポジションにいるわけで、1日デスクに座ったままでほとんど動かず、誰とも会話をしないということも珍しくないのだ。

 

加えて、新しい会社への通勤方法も色々紆余曲折があり、最寄り駅と家の行き来は、当初は歩いていたのだが、家の前を発着するバスに乗ることを始めてからは、もっぱらそれで往復するようになったので、ますます歩かなくなった。

 

現状では、1日平均の歩数は、6,000歩台か7,000歩台である。かつての4割減くらいということになる。

 

こうした生活が定着すると、在宅勤務で増えた体重がおいそれとは戻らないのもむべなるかな、ということになる。

 

何とかしなければ。

偶然のファミレス通い

今週、12日(月)は土浦、13日(火)は浦和、16日は西千葉と、それぞれ日帰りで出かけた。

 

いずれも、B社(三軒茶屋)の監査役業務である。

 

すべて現地営業所の従業員との個別面談で、それぞれ、7人、9人、7人と面談した。

 

どの営業所にも初めて行ったが、事務所内に面談に適した会議室などがない。そのため、全日、近くのファミレスを使うことになった。

 

12日、土浦。

 

土浦に行くのは、ずいぶん久しぶりだ。もしかすると13年ぶりかもしれない。

   ↓13年前
   分数便器
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/50162678
   土浦でニンテンドーDSLiteを購入
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/50163186

 

ニンテンドーDSの記事の写真にあるイトーヨーカドーは、現在土浦市役所になっている。中に入ったら、髙安がいた。土浦出身。十一月場所は三役復帰だろうか。

 

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土浦駅からバスで営業所へ。

 

事務所の中に適当な場所がないので、面談は近くのガストで、ということになり、車で営業所長と一緒に行った。

 

以後、私は座ったままで、1人30分程度の面談を終えたら、次の人に交代する、という流れで進んだ。

 

テーブル上の端末で、ドリンクバーをまず2人分注文。

 

面談相手が交代するたびに、端末でドリンクバーを1人分追加注文。

来られたら、まず好きなものを取ってもらう形にした。

 

こちら、土浦のガスト。

 

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13日、浦和。

 

中浦和駅へ。初めて下りる駅だ。

 

昼どきだったので、「よし、店を探そう」、と「孤独のグルメ」の井之頭五郎のように探して、「和(なごみ)」という店に入った。

 

メニューは豊富。

 

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せっかくなので、この店でないと食べられないものはないか、とさがして、「テッポウ(モツ焼き)定食」をチョイス。

 

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店を出て、徒歩で営業所へ。

 

ここでも、面談は、中浦和駅前にバーミヤンがあるので、そこで、ということになり、営業所長と一緒に車で中浦和駅へ。

 

こちら、バーミヤン

 

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土浦と同様。バーミヤンもガストと同じすかいらーく系なので、ドリンクバーを頼む端末もまったく同じ。すっかり操作に慣れてしまった。


そして、昨16日、千葉。

 

千葉の営業所は、西千葉駅のすぐ近くにある。

 

ここでも、面談は、西千葉駅前のガストで、という話になった。

 

昔、駅前に珈琲館があったが、今は歯医者になっている。

 

言うまでもなく、この店の端末も過去2回と同じ。もう熟練の域である。

 

3営業所連続で、ファミレスでの面談となった。

 

平日の午後から夜にかけて、4時間、5時間とファミレスで過ごすという経験は、なかなか機会がない。

 

最初はガラガラだった店内が、夕方あたりから混み合ってくるのも、なかなか面白かった。

 

それから、昨日の西千葉では、土浦や浦和ではなかったちょっと面白いものを見た。夕方になると、高校生の客が何組も入ってくるのだ。女子生徒の2人組、4人組、男子生徒の8人組。

 

問題集らしきものをひろげて、フライドポテトなど食べながら勉強している子たちもいれば、単におしゃべりしながら飲食しているだけのグループも。

 

そうか、高校生にとって、ファミレスというのはこういう使い方をする場所なのか、と興味深く感じた。

 

このような面談は、まだ他の地域でも続く。また、どこかの店に行くことがあるかもしれない。楽しみだ。

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を全曲聴く順番

6月に出た「文藝別冊 ベートーヴェン」(河出書房新社)に、ベートーヴェン弦楽四重奏曲をとりあげたページがある。

 

渡辺和彦氏の執筆だが、「ベートーヴェンの四重奏曲をどう聴き進むと「完走」できるか」との書き出しで始まる。

 

氏によると、通し番号順に聴いていく方法では、必ず途中棄権する、多くの人が失敗している、とのこと。
(私は、番号順に何度も聴いていて、別に失敗はなかったが)

 

氏のお薦めは、2011年6月にパシフィカ・クァルテットが行った全5回の公演の配列なのだそうだ。

 

   第1回 3番、11番、6番、16番

   第2回 12番、1番、9番

   第3回 5番、8番、13番、大フーガ

   第4回 2番、7番、14番

   第5回 4番、10番、15番

 

そうですか、こういう順番ね。

 

初期を各回前の方にもってきて、最後は後期を配置する、という原則のようだ。

 

ところで、今月始まった、クァルテット・エクセルシオの全曲チクルスが、同じく全5回。

 

こちらはこうなっている。

 

   第1回 11番、9番、12番

   第2回 10番、8番、16番

   第3回 7番、大フーガ、13番

   第4回 1番、2番、3番、4番、5番、6番

   第5回 14番、15番

 

うーん、ずいぶん違いますねえ。

 

初期6曲は番号順に一気だし、14番、15番という大物2曲を最終回にまとめて演奏、というのもまったく異なるコンセプトだ。

 

パシフィカ・クァルテットが、13番のフィナーレをどうしたかが、渡辺氏の文章では不明なのだが、クァルテット・エクセルシオは、まず大フーガを演奏し、休憩をはさんで、13番をアレグロのフィナーレで演奏するようだ。

 

なかなか興味深い。

 

自分なりの配列で、5回か6回の演奏会のプログラムを組み立ててみるのも面白いかもしれない。

 

<追 記>

 

クァルテット・エクセルシオは、2016年にサントリーホールのブルーローズでベートーヴェンの全曲演奏会を行っている。

 

その時はこうだった。

 

   第1回 2番、11番、6番、12番
   第2回 5番、10番、13番、大フーガ
   第3回 4番、7番、16番
   第4回 1番、9番、14番
   第5回 3番、8番、15番

クァルテット・エクセルシオ ベートーヴェン弦楽四重奏全曲チクルス第1回

14日(水)、J:COM浦安音楽ホールで行われた、クァルテット・エクセルシオベートーヴェン全曲チクルスを聴きに行った。

 

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J:COM浦安音楽ホールのレジデンシャルアーティストであるクァルテット・エクセルシオが、ベートーヴェン生誕250年を記念して、5回にわたり、弦楽四重奏曲全曲を演奏するものである。

 

私の場合、ピアノ・ソナタの全曲チクルスよりは、弦楽四重奏曲全曲の方に食指が動く。

全5回のセット券を購入した。今回がその第1回である。

 

ベートーヴェン生誕250年記念 弦楽四重奏全曲チクルス 第1回

日 時 2020年10月14日(水) 18:30開場 19:00開演
会 場 J:COM浦安音楽ホール コンサートホール
演 奏 クァルテット・エクセルシオ
曲 目 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調「セリオーソ」
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調

 

入場時には、手指の消毒と検温があった。席の間隔を空けられておらず、入場人数の制限はないようだった。

 

映像収録のカメラが入っていた。DVD、ブルーレイでの販売があるそうなので、プログラム冊子に挟み込まれていた申込書で、終演後に購入を申し込んだ。

 

私の席は、1階F列12番。毎回この席に座ることになる。ということは、周囲に座られている方々とも、毎回ご一緒することになるんだろう。

市原に住む従兄もセット券を買ったとのことで、私より右手前方の席に座っていた。

 

最初は「セリオーソ」。好きな曲だ。

 

1楽章、2楽章を聴いていると、ハイドンから出発し、モーツァルトが発展させた弦楽四重奏という形態が、ずいぶん遠いところまで来たものだ、というふうに感ずる。

 

今回の演奏では、2楽章の一部が、時にバッハのように聞こえ、時にバルトークショスタコーヴィチのようにも聞こえた。

 

後半2つの楽章は、とても引き締まった演奏だった。

 

続いて、「ラズモフスキー」の3番。

 

同じ曲を、先月、黒部市宇奈月国際会館セレネでの澤クヮルテットの演奏会で聴いたばかりだ。まだ半月ちょっとしか経っていない。

 

1楽章、主部に入ったところでの響きの美しさに感じ入った。

 

2楽章は、張り詰めた緊張の中を流れる憂愁が心にしみる。

 

3楽章は、メヌエットなのに、華やかにならない、むしろほの暗い音。中間部は対照的に明るい音楽になった。

 

4楽章は、圧巻。力強く水際立った、胸のすくような演奏だった。ベートーヴェンが演奏者につきつけてくる音楽の強さに負けない力を持った演奏と感じた。

 

それにしても、この曲は、ラズモフスキー3曲の中で最も短いのに、何と巨大な音楽だろうか、と改めて思う。

 

休憩の後は、12番。

 

1楽章、2楽章と、この曲でも、弦楽四重奏の響きの美しさを存分に味わった。

 

ベートーヴェンの四重奏の中でも、この12番は、私にはちょっとわからないところがある。

 

1楽章は、つかみどころがあるようでないような音楽。8番のシンフォニーの1楽章を思い出す場面があった。

 

2楽章は、本当に深くて美しい音楽だ。4人の奏者が一体となって動いていると強く感じた。

 

3楽章は、ベートーヴェンとしても破天荒な音楽。

 

そして、4楽章は、フィナーレとしては、どこか普通でない感じがある。最後、4分の3のEsdurに戻って統一感をにおわせるものの、やはり全体を通じて、わからないところが多い音楽だと今回も思った。

 

「セリオーソ」とこの12番を聴いていて、ベートーヴェンという人が、チェロのピツィカートをとても効果的に使っているな、と思った。

 

アンコールはなし。

 

楽屋面会はお断りします、というアナウンスがあり、後列から順番に時間差退場となった。

 

第2回は来月。10番、8番、16番だ。

 

来年3月までのチクルス、本当に楽しみだ。

宇奈月オペラ「ドン・ジョヴァンニ」東京公演本番終了

11日(日)、宇奈月オペラ東京公演の本番(無観客、映像収録)が終了した。

 

毎年行われている「湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト宇奈月」で、2016年から始まったオープニングオペラシリーズに毎年参加している。

 

   2016年 ドン・ジョヴァンニ
   2017年 フィガロの結婚
   2018年 魔笛
   2019年 コシ・ファン・トゥッテ

 

4演目が終わって、5年目となる今年は2巡目に入り、「ドン・ジョヴァンニ」を再演することになった。

 

音楽祭では9月20日(日)に本番、そして、今年は初めて同演目での東京公演を行うことも発表され、7月から練習を開始した。

 

しかし、練習に入ってほどなく、新型コロナウイルスの現況から、音楽祭そのものが中止となってしまった。

 

宇奈月現地での公演はかなわなくなったが、東京公演は予定通り行うということで、練習は継続された。ただ、その後、その東京公演についても、無観客で行い、映像収録した上で配信する方式と決まった。

 

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宇奈月モーツァルト音楽祭@東京

収録日時 2020年10月11日(日) 15:30開演
会  場 豊洲文化センターシビックセンターホール
指  揮 横島 勝人
管 弦 楽 モーツァルトオーケストラSelene
総合プロデュース 笈沼 甲子
曲  目 モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ

 

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この週末、台風14号の関東接近が予想され、一時はどうなることかと思ったが、幸い進路がそれて、晴れこそしなかったものの、問題なく本番を迎えることができた。

 

10:30集合、11:00最終リハーサル開始。

 

前日練習は、別フロアの部屋だったので、本番のホールに入るのは初めてだ。

 

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例年、宇奈月黒部市宇奈月国際会館セレネでの公演の時は、オケはステージを下りた、客席との間のスペースに配置され、譜面灯を点けて演奏する。

 

今回の東京公演は、オケは普通の演奏会のようにステージ上に配置され、8人のソリストが舞台奥に立って歌う形である。

 

尚、無観客開催ではあるが、出演者の関係者のみ、人数を限定して来場できることになっており(拍手要員?)、約40人が客席に入場するとのことだった。私は誰も呼ばなかった。

 

最終リハーサルは、1幕から通しの形で進行した。

 

1幕が終わったところで休憩。

 

前日、トップのN先生の楽譜をお借りして持ち帰り、ボウイングを書き写していたが、いくつか確認したい点があったので、この休憩の間に、パートメンバーのAさんも交えて話した。

 

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再開後は2幕。

 

6番のドン・ジョヴァンニのカンツォネッタは、4年前の時はコンマスのFさんがマンドリンを弾かれた。今回はどういう事情か、Fさんはそれをされないということで、総合プロデュースの笈沼さんがキーボードで演奏された。笈沼さんは、舞台袖でMCを担当されるが、この時だけ舞台に登場。

 

このリハーサル、各ソリストは、それぞれの判断で、声量をセーブするなどして歌っておられた。

 

14時頃終了。

 

昼食は表に出た。豊洲駅周辺は、ららぽーともあるし、飲食店は豊富だ。近くのなか卯で親子丼を食べた。

 

ホールに戻ってみると、おおっ!

こんなふうになるんだ!

 

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天気がもっとよかったらと思うが、これはいいね。軽井沢大賀ホールを思い出す。

(本番では閉められた)


そして本番。

 

開演前は板付きということだったので、真っ先にステージに出て座る。ポイントをさらった。

 

それはよかったのが一つ失敗したのがマスク。

 

本番では、オケはマスクを外して演奏することになっていた(ソリストはフェイスシールド着用)。

 

板付きでさらっている間、ずっとマスクを着けたままだったのだが、開演前にそれを外すのを忘れた。

 

開演して、横島先生が登場し、オケを立たせたところで、マスクを外していないのに気づいた。急いで外したが、映像収録してるんだよねえ。もしかして、オケでたった一人マスクしてるのが映ってるだろうな。

 

以後、本番は順調に進んだ。ソリストの皆さんも、存分に声を出されていた。

 

やっぱりオペラはいいね。長いから疲れるけど。

 

そして、やっぱり「ドン・ジョヴァンニ」はいいね。美しい曲の数々。さらにドラマティックな地獄落ちのすごさ。

 

このオペラをまた演奏できてよかった、とつくづく思った。本当に楽しかった。満足した。

 

来年の宇奈月音楽祭はどうするんだろう。順番通り「フィガロの結婚」をやるのか、それとも今年現地でできなかった、この「ドン・ジョヴァンニ」なのか。

 

終演後、楽器をかたづけて再度ステージに集まり、解散式。

 

ソリストの皆さん、オケを支援して下さったプロの先生方に、順次スピーチをいただいた。

 

今回、プロデュースのサブを務められた、コントラバスのHさんから、東京公演の経緯についてスピーチがあった。

 

過去4回の宇奈月でのオペラ公演を東京でもできないか、と発案したのはHさんだそうで、彼が東京での別団体でのオペラで関わりのある笈沼さんに話を持ちかけ、今回の公演に至ったとのこと。

 

ただ、コロナの関係で、現地の音楽祭も中止となる中、この東京公演も何度もやめようかと関係者で話し合ったそうだ。

 

私は、そういう関係者のご苦労とは無縁のところで、練習に参加して弾かせていただいただけだが、改めて感謝の気持ちを強くした。

 

最後に笈沼さんのスピーチ。今回は映像収録だけだったが、是非また2回目の東京公演を、とのお話だった。

 

一本締めで解散式を終わり、部隊撤収して、19時前、会場を後にした。

 

2月の津田沼ユニバーサル交響楽団のポピュラーコンサート以来、今年2つ目の演奏会本番。

 

2020年、残るは12月の所属オケの定期演奏会だけだ。

 

※本番往復に聴いた音楽
    ビゼー カルメン
       カラヤン=ベルリンPO.
    ビゼー 「アルルの女」第1組曲、第2組曲
    フォーレ マスクとベルガマスク
       山田和樹=スイス・ロマンド管
    ラヴェル 道化師の朝の歌、亡き王女のためのパヴァーヌ、ラ・ヴァルス
       小澤征爾=ボストン響
    ラヴェル クープランの墓
       小澤征爾=水戸室内管
    ラヴェル ピアノ協奏曲
       ワイセンベルク小澤征爾=パリ管

新松戸駅にて

昨12日(月)は、日帰りで土浦まで出張。

 

その帰り、柏から新松戸へ移動して、武蔵野線に乗り換えた。

 

これは、その武蔵野線のホームなんですが・・・。

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一瞬、このホームでいいのか? と思ってしまった。

松戸、北千住、代々木上原へ行くホーム? と。

 

このグリーンの表示は、常磐線方面の乗り換えホームはあっち「←」ですよ、という意味なのだが、あんまり大きくて、本来のこの4番ホームを表す、武蔵野線の表示が遠くに小さく見えるだけなので、ここでいいのか? と思ってしまった次第。

 

ズームしたんでぼけちゃってますが、これね。武蔵野線表示。

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ともあれ、ここで間違いないんで、20:03の海浜幕張行きに乗りました。