CCCメディアハウスの「pen+」の最新刊が、さだ(まさし)さんをテーマとしている。
「全部、さだ。」というタイトルが面白いし、おそらくコンサート会場での撮影と思われる表紙の写真もさださんらしい。
まるごと1冊、端から端までさだまさし。充実した内容だ。
ファン必携の1冊と言える。
千葉市は、1921年(大正10年)1月に市制が施行され、今年ちょうど100周年を迎えた。
「千葉市市制施行100周年記念誌」が発刊されたと聞いたので、千葉市民としては是非買わねばと、今日2日(火)、在宅勤務の合間に中央コミュニティセンターの中にある市政情報室へ行って買い求めた。200円だった。
A4版96ページ。市制施行後の千葉市の歴史などが載っている。
また、「千葉市制100周年記念漫画」というのも併せて刊行されたので、これも買った。同じく200円。
A5版、188ページ。
私が千葉市民になったのは1983年5月。それまで住んでいた浦和市(現さいたま市)の独身寮から、市内末広にある現場事務所に引っ越して来て以来、間もなく38年になる。
当面、引っ越しの予定はないので、生涯千葉市民?
これらの書籍は、Web上で電子書籍として閲覧(無料)することができるし、紙の本は郵送で買い求めることもできる。
※千葉市制100周年記念サイト
https://www.city.chiba.jp/100th/
※過去の関連記事
居住歴
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/16698583
(以下は余談だが、この記念誌、冒頭に千葉市長の「ごあいさつ」が載っているが、ただ「千葉市長」とあるだけで、熊谷俊人現市長の個人名や顔写真がない。また、これに続いて掲載されている市内中学生との座談会記事でも、出席した中学生は一人一人名前と顔写真が載っているものの、こちらも熊谷市長の名前や顔写真はない。近く市長を辞職して県知事選挙に出馬することからそのような形にしたとのことだ)
※熊谷俊人Facebook
2021年1月の記事からです。
紅白2020雑感
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/01/153740
ニューイヤー・コンサートも無観客・・・
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/02/160100
京都・滋賀旅行~11月6日(金) 京都へ
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/02/171028
京都・滋賀旅行~11月7日(土) 近江今津へ
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/02/180631
京都・滋賀旅行~11月8日(日) 紅葉を満喫
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/02/185137
出張ウィーク~11月16日(月) 新潟
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/04/063344
出張ウィーク~11月17日(火) 金沢
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/04/071939
出張ウィーク~11月18日(水) 大阪
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/04/073135
出張ウィーク~11月19日(木) 高松
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/04/152327
出張ウィーク~11月20日(金) 帰京
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/04/152950
A社仕事始め
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/07/223059
緊急事態宣言対応
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/10/060512
クァルテット・エクセルシオ公開リハーサル
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/10/063131
福岡旅行~12月26日(土) 稚加榮大名本店、福岡サンパレス
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/10/070235
葉加瀬太郎コンサートツアー2020 FRONTIERS
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/10/074216
福岡旅行~12月27日(日) 門司港観光、帰京
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/10/085150
オーケストラ・モデルネ・東京練習日誌~弦分奏
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/12/235108
オーケストラ・モデルネ・東京第2回演奏会フライヤー
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/12/235600
出張中止
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/13/231116
新浦安で連続パンチ
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/13/233249
1月15日 浦安シティオーケストラ入団記念日
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/15/233606
クァルテット・エクセルシオ ベートーヴェン弦楽四重奏全曲チクルス第3回
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/16/152617
東京交響楽団川崎定期演奏会中止
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/16/172449
小田さんが高校の校歌を作曲
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/17/111811
赤房下のお嬢さん
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/19/225527
まわしは取るものか引くものか
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/19/230654
一月場所11日目 結びの一番の物言い判定に疑問
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/20/225851
2℃!
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/21/090813
竹内まりやライブ中止
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/24/105225
会社関係の訃報通知
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/24/111823
朝日新聞 「今こそ!聴きたい 1960年代、70年代の旅の歌」
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/24/115000
レコード芸術「新時代の名曲名盤500」に思うこと
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/24/124034
冬のさなかですが
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/26/143604
食わず嫌い ピアノ・トリオ
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/26/214554
クァルテット・エクセルシオ 第4回公開リハーサル
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/31/111232
東京交響楽団川崎演奏会延期開催
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/31/185845
松本モーツァルト・オーケストラ5月の演奏会参加辞退
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/31/190811
松本モーツァルト・オーケストラのUさんから、5月の演奏会の参加者募集のメールが届いた。
モーツァルト交響曲全曲演奏を完結し、ベートーヴェン・シンフォニーシリーズに移った松本モーツァルト・オーケストラ。
昨年5月の演奏会(ベートーヴェン2番、モーツァルト「プラハ」)には参加予定にしていたのだが、新型コロナウイルスの影響で10月に延期となった。
その10月の延期公演もコロナにより今年5月に再延期となっていた。
さらにその再延期公演も、コロナの現状を踏まえて、弦楽器のみでの演奏会に変更されたと聞いていた。議論の経過は存じ上げないが、フルオケでのプログラムが組めないのは大変残念なことだ。
今日届いたメールは、その参加者募集だった。
記されている練習予定を見たところ、練習には結構参加できそうなのだが、あいにく肝心の本番当日に先約があり都合がつかない。
残念だが辞退の返信をした。
松本は、2019年5月に参加したのが最後になっている。またの機会があればと思う。
29日(金)、J:COM浦安音楽ホールで行われたクァルテット・エクセルシオの公開リハーサルを観に行った。
昨年からの5回にわたるベートーヴェン全曲演奏会は、本番に先立って公開リハーサルが行われる。
今回は、2月6日(土)に行われる第4回演奏会に向けたリハーサルである。曲目は、作品18の6曲(番号順に演奏)。
本番演奏はセット券を購入して全部聴く予定にしているが、公開リハーサルは第3回に初めて行った。今回が2回目である。
※前回の公開リハーサルの記事
クァルテット・エクセルシオ公開リハーサル
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/10/063131
ハーモニーホールに入る時、浦安オケの団員(チェロ)のSさんと遭遇した。公開リハーサルは初めてとのこと。
入場時にもらったペーパー。
開始10分ほど前に、チェロの大友肇さんが登場、チューニングをしてさらい始めた。その後、他のメンバーも順次着席。
それぞれがさらっているのを聴くと、FdurかBdurのような調性。1番? あるいは6番か?
セカンドの北見春菜さんは、譜面台に鉛筆をマグネットで取り付けてあって、しきりと楽譜に書き込みをされている。
定刻となり、MCのKさんが登場。KさんはJ:COM浦安音楽ホールのスタッフであり、浦安オケの団員(チェロ)でもある。
KさんのMCで、今回のリハーサル曲目は6番の1楽章と2楽章であることがわかった。
Kさんの紹介で、実況の渡辺和氏と解説の髙橋渚さんが呼び入れられ、リハーサルが始まった。
スコアが映し出される。
まず1楽章。提示部までが通して演奏された後、曲頭に戻ってメンバー間で色々話をしながらの返し練習になった。
テンポ感、ダイナミクス、クレッシェンドはどれくらいまでするか、4人で揃えるべき音の長さ、等々。
「ここで集合したい」という場所の確認なども。
同じ箇所を何度も何度も繰り返し試したりするので、なかなか進まない。
展開部以降には進むことなく2楽章へ。こちらは練習記号Fの前まで。
伴奏となるセカンド以下の3人が弾く8分音符の音色、鳴らし方について何度も試したりしていた。
この間、渡辺氏の実況、髙橋さんの解説がかぶさる。
前回の「大フーガ」の時よりも実況・解説がわかりやすかった気がした。曲の違いだろう。
弾き方を変えることによって、響きが明らかに変わる場面があり、髙橋さんが「響きが全然違いますねえ」と拍手を送ったりしていた。
前回は、公開でない普段のリハーサルでこういうことをやっているんだろうか、と感じた。今回思ったのは、少なくとも、こんなに具体的な言葉を使ってのやりとりはないだろう、ということ。客席にとってわかりやすいやりとりを心がけられているのだろうと思った。
ただ、リハーサルの着眼点、ポイント、前記のようなテンポ感だとかダイナミクスの統一だとかは、この通りなのだろう。そして、数小節にとても時間をかけて繰り返し確認するのも実際通りだろうと思う。
このレベルの四重奏団では、ここまで細かいことに深く入り込んで音楽作りをしているのだ、とわかった気がした。
10分休憩が入り、その後、1楽章、2楽章の通し演奏が行われた。
リハーサルでの議論の結論が聴けて興味深かった。
来週の本番は、6曲まとめての長い演奏会になるが、その最後に弾かれる6番がとりわけ楽しみになった。
https://www.facebook.com/QuartetExcelsior/
今回の公開リハーサルについての投稿
https://www.facebook.com/QuartetExcelsior/posts/3569804993141422
半世紀近くクラシック音楽を聴いてきて、ピアノ・トリオという曲種にはほとんど縁がなかった。
これは偶然の結果ではない。
「3人の名手がぶつかり合うピアノ・トリオは、弦楽四重奏などのような室内楽としての醍醐味に欠ける」というような論評を何かで読み、敬遠してきたところがあるのだ。
いわば食わず嫌いだったわけだが、この正月、どうしたはずみかふと気が向いて、ベートーヴェンのピアノ・トリオを聴いてみよう、と思い立った。
いささか月並みなチョイスだが、ケンプ、シェリング、フルニエの全集をタワーレコードにネット注文した。ベートーヴェンのピアノ・トリオの音源を買うのは、LPレコード時代も含めて初めてだ。
(それにしても、このところ、音源購入はタワレコかHMVのネット通販ばかり。CDショップに足を運ばなくなってどれくらい経つだろう)
さっそく聴いてみて、食わず嫌いを悔いた。
ピアノがいる分、弦楽四重奏に比べると当然華やかな響きだが、別にヴィルトゥオジティのぶつかり合いという印象はない。これはこれでやはり室内楽、求心的な音楽だと感じた。
1番から順に全曲を聴いてみたが、いかにもベートーヴェンらしい音楽が揃っていて、聴きごたえがあった。併せて、愉しさもあると感じた。
そうか、こういう音楽の世界もあったのに、この歳になるまで知らずにきてしまったのか。
まだ遅くはない、これを機にピアノ・トリオをあれこれ聴いてみようと決めた。
さっそく、手持ちのシューベルトの室内楽集から、2曲のピアノ・トリオを聴いている。
あと、ピアノ・トリオの有名どころと言うと、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、フォーレ、ラヴェル・・・。
色々聴いてみよう。
思ってみれば、クラシックに限定してもまだまだ聴いたことがない音楽がたくさんある。
なじみのある曲を繰り返し聴くのもいいが、知らない曲を開拓していくのも大事だ。
残りの人生、いくらでもある未知の曲をまだまだ体験していこう。
※過去の関連記事
「わざわざ聴かない」ジャンル
「レコード芸術」で、2020年5月号から「新時代の名曲名盤500」が始まった。
「名曲名盤300」あるいは「名曲名盤500」といったランキングものは、1980年代から定期的に続くレコ芸の定番企画で、前回は2014年~2016年に掲載された。今回も3年間で完結するとのこと。
このところのレコ芸の特集は、編集陣が変わったのかどうか知らないが、以前に比べて斬新で充実したものが多いと、ネット上では話題になっている。
一方、この名曲名盤企画は、かねてから毎回同じような盤が並んでいるとの指摘もされていたが、今のそんなレコ芸らしく、今回はランキング結果が大きく変わった。
月評子を含む8人の選者が3つの盤を選び、1位3点、2位2点、3位1点をつける形は従来通りだが、これまでとはずいぶん違う。
編集部と選者の間で、「従来の定盤は外して(こだわらず)選んで下さい」と申し合わせがあったのではないかと推測する。
作曲家のアルファベット順に発表されるランキングは、これまで掲載の3回でバッハからハチャトゥリアンまでが終わった。
その範囲で言うと、例えばバッハでは、これまでどの曲でも決まって1位だったリヒターとグールドが、1つも1位をとっていないばかりか、中下位に落ち、曲によってはランク外だったりしている。
ショパンでは、アルゲリッチが変わらず強い一方、ポリーニが1位になったのは例のエチュードだけ、バラードやノクターンはランク外だ。
そんな方向転換の1つの象徴がベートーヴェンの「第九」。
このランキング企画に限らず、いわゆる名盤選びでは絶対的な存在だったフルトヴェングラー=バイロイトの盤が3位になっている。
どうやら、これまで鉄板とされてきた過去の名盤は、半ば意図的に脇に置かれているようで、今後の発表も興味深い。
ところで、もう1つ顕著なのは、「票が割れる」現象である。
この「第九」でも、複数の選者が票を入れた盤は上位の3つだけで、後は1人ずつ。
かつては、選考の候補となる盤が少なかったから、そうした盤の中で誰がどれを推し、票を集めるかという興味もあったが、20年、30年経てば新譜も蓄積されてくる。もし今回の企画が、従来の名盤にこだわらず選考する方針だとすれば、なおのこと候補の数は増えると思われる。
こうなってくると、もはや「ランキング」と言ってよいものか、という気がする。
加えて、選ばれた盤への評のスペースが以前に比べて小さくなっている。かつては、上位3つくらいの評が載ったり、選考結果について一部の選者が鼎談の形で振り返ったりしたものだ。今は、1位の盤の評と短い選考分析のみである。数字がバラけている中、選考分析も難しくなってきていると思うが、バラけた数字だけを見ても意味がない、と言う気がしてくる。
もし今回の企画が私の推測通りだとするなら、もうランキングの形はやめてしまったらどうかと思う。
それよりも、「私はこの盤がこういう点で優れていると思う」「私はこの盤をこういう理由で推したい」といった評を読みたい。
例えば、「第九」で言えば相場ひろ氏が何故ヴァンスカ盤を推すのか、芳岡正樹氏が何故今メンゲルベルクを推すのかを、読んでみたい。
「名盤選び」でなく、数が増え演奏様式も多様化してきたクラシック音源の中から、自分はこれを採る、という主張を集めた企画の方が、ランキングの表を並べるよりもはるかに面白いと思うのだ。
票の「数」よりも票を投じた「理由」の方に重点を置いた企画ということだ。「名曲、私のこの1枚」とでも言おうか。
さらに言えば、「名曲名盤」の「名曲」にもこだわる必要はない。300曲、500曲のラインナップはいつも同じようなものだが、それよりは「知られていないがこの曲をこの演奏で聴いてごらんなさい」という企画もあって良いと思う。
今回の企画については続編を興味深く待ちたいと思う一方、将来的な企画のあり方としてはそんなことを考えるのである。