naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

月間目次 2022年10月

2022年10月の記事、月間目次です。

 

13週間ぶりに毎日会社に行く1週間
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/03/210156

 

富城屋で最後の冷やし中華、そしてジャージャー麺
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/04/160727

 

heic形式の写真
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/04/163856

 

オケ練日誌~午前は高弦分奏、午後は本番ソリストと初めてのコンチェルト合わせ
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/04/170926

 

オケ練日誌~本番指揮者と本番ソリストの合奏
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/16/201552

 

開設17周年
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/22/144339

 

宇奈月オペラ練習日誌~ダブルブッキングで練習内容変更
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/30/101232

 

久々会社同期の定例会
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/10/30/102703

月間目次 2022年9月

2022年9月の記事、月間目次です。

 

竹内まりや「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」MV
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/03/092129

 

名古屋と岐阜は近い
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/03/170427

 

「うらやすシンフォニエッタ」に参加
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/03/172029

 

結婚したら
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/03/172718

 

オケ練日誌~本番指揮者の合奏に今季初参加
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/04/191115

 

千葉県立美術館で江口寿史「彼女」展開催
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/04/192054

 

熊野神社祭禮
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/06/123515

 

蝉時雨去る
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/13/124255

 

「GRAPE50年坂 一夜限りのグレープ復活コンサート」一次受付抽選落選
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/19/161104

 

新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会 すみだクラシックへの扉 第9回
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/19/164603

 

オケ練日誌~大雨が楽器ケースの中に浸水
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/09/19/171953

月間目次 2022年8月

2022年8月の記事、月間目次です。

 

小田(和正)さん復活~金原(千恵子)さんのTwitterから
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/15/193512

 

7月8日(金)~10日(日) 札幌旅行<1> 7/8 陸路札幌へ移動
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/155131

 

7月8日(金)~10日(日) 札幌旅行<2> 7/9 平岸高台公園 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/161017

 

2022.7.9 小田和正セキスイハイムアイスアリーナ公演<1>
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/163618

 

2022.7.9 小田和正セキスイハイムアイスアリーナ公演<2>
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/163805

 

2022.7.9 小田和正セキスイハイムアイスアリーナ公演<3>
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/164618

 

7月8日(金)~10日(日) 札幌旅行<3> 7/9 終演後は真駒内駅まで歩く
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/165327

 

7月8日(金)~10日(日) 札幌旅行<4> 7/10 帰りも陸路で
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/170954

 

3本セット
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/172949

 

オーケストラ・モデルネ・東京2023年の曲目決定
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/185117

 

第7波で飲み会相次いで延期(先月の話ですが)
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/192244

 

4回目ワクチンの接種券が来た(これも先月の話ですが)がさていつ打つ?
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/16/194025

 

出張シーズン2週目 7/19(火)~7/22(金)岐阜・名古屋
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/073043

 

出張シーズン3週目 7/27(水)~7/29(金)岐阜・三重 <1>
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/100555

 

駅前シリーズ~恵那駅
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/100858

 

出張シーズン3週目 7/27(水)~7/29(金)岐阜・三重 <2>
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/101647

 

駅前シリーズ~近鉄長島駅、JR長島駅
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/103306

 

出張シーズン3週目 7/27(水)~7/29(金)岐阜・三重 <3>
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/104050

 

駅前シリーズ~桑名駅東口
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/104424

 

出張シーズン3週目 7/27(水)~7/29(金)岐阜・三重 <4>
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/105334

 

長島温泉に行くにはどっちへ行けばいいでしょう
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/105718

 

新日本フィルハーモニー交響楽団 山本直純生誕90年と新日本フィル創立50年を祝う!
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/152623

 

出張シーズン4週目 8/3(水)~8/5(金)名古屋・岐阜
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/162340

 

下野竜也プレゼンツ! 音楽の魅力発見プロジェクト 第9回 讃・山本直純没後20年「オーケストラがやっと来た」
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/182303

 

宇奈月オペラ練習日誌~初の歌合わせ
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/223058

 

宇奈月モーツァルト音楽祭@東京2022 フライヤー
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/224528

 

マウントあさま管弦楽団第6回定期演奏会不参加
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/17/230038

 

出張シーズン5週目 8/8(月)~8/10(水)名古屋・岐阜
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/18/184441

 

大阪旅行<1> 8月10日(水)
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/18/192630

 

大阪旅行<2> 8月11日(木)
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/18/194135

 

大阪フィルハーモニー交響楽団 3大交響曲の夕べ
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/18/194815

 

大阪旅行<3> 8月11日(木)
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/18/195119

 

大阪旅行<4> 8月12日(金)
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/18/195535

 

ベートーヴェン交響曲ラソン(大学オケOBOG有志イベント)
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/084857

 

台風一過。
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/085921

 

木更津駅前にPCR検査センター
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/091202

 

木更津の駅ピアノ
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/092141

 

小田和正横浜公演チケット当選
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/094745

 

あの神田共立講堂で「一夜限りのグレープ復活コンサート」!!
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/101335

 

浦安シティオーケストラ第58回定期演奏会のフライヤー
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/115522

 

月間目次 2022年7月
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/124143

 

バーンスタイン、最後の演奏会の映像が!
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/19/220335

 

何でこんなめんどくさい作業を
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/20/130400

 

オケ練日誌~今季1回目の高弦分奏
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/21/192444

 

「湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト宇奈月」3年ぶりに開催
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/21/193335

 

小田和正「哀しみを、そのまゝ」~第一生命CM
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/21/224905

 

「GRAPE50年坂 一夜限りのグレープ復活コンサート」詳細判明
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/27/095938

 

岐阜は大雨で大変でした
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/27/131137

 

岐阜県のシンボルマーク
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/27/131831

 

有賀啓雄さん降板・・・
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/27/171615

 

オケ練日誌~初めての指導者の合奏
   https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/08/28/193519

年賀状

年賀状というものを出し始めたのはいつからだったか。

たぶん小学生の頃だろう。友だちや先生とやりとりしていたような記憶がある。

 

子供の頃は、親(たぶん母)の思想として、「まだ正月にもなっていないのに、昨年はお世話になりました、今年もよろしく、などと書くのはおかしい。年賀状は正月になってから、新年の気分をもって書くものだ」というのがあって、実際そうしていたと思う。

 

それでもいつの頃からか、年内に準備するようになったが、「○日までに投函して下さい」という郵政側の号令には拘ることはなかった。

年末は何かと公私忙しいこともあって、大みそかになってから、紅白歌合戦を脇に、プリントゴッコでペタペタと印刷していたことが多かったような気がする。

 

年賀状の準備時期や方法の細かい変遷はもはやおぼえていないが、近年のパターンは、

・印刷面は伊東屋にネット注文(ハガキ込み)

・宛名面は「筆ぐるめ」を使って自宅PC・プリンタで印刷

・大みそか1週間程度前に投函(2022年は12月25日に投函した)

となっている。

 

伊東屋の印刷面の注文も、かつては店頭で申し込み、できあがり品も引き取りに行っていたものだが、今はネット注文。画面上でできあがりイメージをチェックできるから安心だし、2日後くらいには宅配便で届く。実に効率がよくなった。

 

かつて宛名面を手書きしていた頃は、一連の年賀状作業で一番時間を要したのがこの部分だった。excelの住所録を使ってPC印刷にした時は、省力効果に感激したものだ。

当時の家庭用プリンタは、今にして思えばのろのろとした印刷だったが、現在使っているキヤノンのプリンタはあっという間にハガキを吐き出してくれる。

 

年内に年賀状を済ませるようにしてからしばらくは、要する時間が長いことから、どうしても年末ぎりぎりまで持ち越すことが多かったが、今は注文もインプット作業宛名印刷も当時に比べるとはるかに短時間で済むので、余裕がもてるようになった。

「年賀状についてやることがない」「あとは元日に届く年賀状を待つだけ」の期間が年末1週間程度あるのが、何やら心もとないような感覚がある。これにはまだ慣れない。

 

さて、昨1日(日)、友人知人からの年賀状が届いた。

 

今年の年賀状では、今回をもって年賀状をとりやめる、という人が例年以上に多かった。80歳になったので、65歳になったので、など具体的な年齢はさまざまだが、多くは高齢が理由だ。

 

私自身、今年は68歳になる。かつ、会社生活から離れる。

200枚を超える年賀状を、いつまで続けるのか、と思わないでもない。

現時点での考え方としては、年1回だけ、ハガキ1枚だけのやりとりであっても、大切にしたい。

高齢になったからこそ、互いの「生存確認」のためだ。こちらの無事を伝え、相手の無事を知る。その意味での年賀状の意義は大きいと思っている。

 

ハガキ1枚のやりとりだけで済ませたくない相手とは、こちらが高齢になっている中、実際に会う機会を作ることも真剣に考えたい。

「いつでも会える」は必ずしも保証されないと思うからだ。

例えば、今年の年賀状では、前の会社の後輩で同じ大学の同窓でもあるF君に、近々連絡をとって会おう、と思い立った。

 

年賀状にはそのようなきっかけを与えてくれる「力」がある。

紅白2022一言だけ

紅白歌合戦は、途中で寝てしまったりして、ちゃんと観ないこともあるのだが、2022年は最初から最後までひと通り観た。

 

知らないアーティストが増えた。NHKの選考基準も変わってきているのだろう。

 

少し前に、「1960年代生まれ3人の識者が語り合う「紅白歌合戦、夢のラインナップ」
」というネット記事を見た。

www.news-postseven.com

そうそう、我々世代にとっての紅白はこうだよなー、と思いながら読んだが、まあこれは過去のこと。

 

さて、その話はさておき、紅白2022、観ての印象を少しだけ。

 

概して、例年に比べて、「歌をはしょった」感じがなかったように思う。

フルコーラスまではともかくとして、皆、それなりの長さで歌っていて、物足りなさはなかった。

 

観ていて、妻とも意見が一致したのだが、そしてこれは別に今回に限った話ではないが、今の若いアーティストのレベルの高さにはうならされる。

 

例えば、妻がいいと言っているKing Gnuの演奏を聴きながら、引き合いに出すのは申し訳ないのだが、かつてのグループサウンズの雄、ザ・タイガースのシングル曲、「君だけに愛を」を、つい思い出してしまった。あの曲の間奏でのたどたどしいリードギターは、King Gnuの見事なギタープレイに比べると、稚拙と形容せざるを得ない。グループサウンズが歌謡界を席巻したのは、1967年、1968年頃。あれから半世紀以上が経過して、日本のロック、バンド音楽がそれだけレベルアップしたことを痛感する。

 

歌唱力、演奏力のレベルアップだけでなく、若いアーティストが作り歌う楽曲そのものも、どれも魅力的だ。

緑黄色社会、milet、あいみょん・・・。

 

私が特に感じ入ったのは、milet×Aimer×幾田りら×Vaundyの「おもかげ」だった。

ほんとに難しそうな曲だが、この4人の男女の見事な歌唱。

 

今の若いアーティストに感じるのはリズム感覚だ。

以前も書いた繰り返しになるが、私の世代の場合、森山加代子が「白い蝶のサンバ」(1970年)で16分音符の早口メロディを歌った衝撃が忘れられない。

そして今回の紅白で若いアーティストが繰り広げているのは、16分音符よりさらに細かい付点やシンコペーションのリズムだ。

 

彼ら彼女らは、そのようなリズム感や、歌唱力、演奏力をどうやって培い、身につけてこうして世に出てくるんだろう。

 

さて一方、ベテラン世代も、古びることのない自分たちのスタイルで堂々としたパフォーマンスを見せてくれた。

 

とりわけ、桑田佳祐feat.佐野元春世良公則、Char、野口五郎の「時代遅れのRock’n Roll Band」はよかった。Charのギターが光った。

もちろん郷ひろみも。

(全員、私と同年代)

 

若いアーティストが聴かせてくれるものは、それに先立つ世代の音楽の否定の上に立つものではなく、ベテラン世代の音楽は今でも変わらぬ価値を持っている。

それを実感できたことが、今回の紅白では嬉しかった。

 

※過去の関連記事

    日本のポップスの様式変遷を実感~紅白歌合戦
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/44959342
    才能のマルチ化と水準の向上
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/56488435
    紅白2020雑感
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/01/153740

 

youtu.be

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この冬を越えれば

冬至(22日(金))を過ぎた。

これからは日が長くなっていく。

しかし、まだまだこれから日々寒くなっていくんだな。

 

春→夏→秋→冬の順番に好きな私。

寒い冬は最下位である。

 

会社勤めをしている身としては、生活の中で冬の辛さの最たるものは朝の通勤だ。

まだ薄暗い中、家を出て、突き刺さるような寒気に耐えながら駅に向かい、まだ温まっていない電車のひんやりとしたシートに座って会社に向かうのは本当に辛い。

 

11月も半ばにさしかかり、日に日に寒さに傾く中で、身につけるものは少しずつ冬装備をしていく。

まず、スーツの下にカーディガンを着るようになる。

次に考えるのは、コートを着始めるタイミングだ。

街中にはコートを着る人々が見られるようになっても、できるだけこらえるようにしている。だって、これからもっともっと寒くなるのに、コートを着てしまったらそれ以上着込むものがないからだ。

それでも、11月も月末近くになり、「めざましテレビ」で、「今日は真冬並みの寒さになります」などと言われると、とうとう着始める。それがなくとも、12月上旬にはたいて着始める。

そして、ズボンの下に股引を穿くようになり、家を出る時には手袋をするようになり、ネックウォーマーをするようになり、冬装備は完結する。

後は春になるのを待つ他すべがない。

 

もう40年近く前、前の会社で現場勤務をしていた頃、月1回行われる安全朝礼で、工事事務所の所長が、「これから(1月中旬)1ヶ月くらいが1年で一番寒い時期になりますが・・・」と訓示の中で毎年話していた。

現場を離れ、今日に至るまで、毎年冬になると、この話を思い出してきた。

1月中旬から2月中旬までが、一番の我慢のしどころ。

 

そんな毎年の繰り返しの中で、勤続年数を重ね、60歳の定年を過ぎ、雇用延長となってからは、冬を迎えるたびに「あと○回、冬を我慢すればもう会社に行かなくて済むんだ」と思うようになった。

 

65歳が雇用延長の期限なので、そこを想定して、このカウントダウンをしていたのだが、図らずもそれが延びてしまった。

2019年2月、63歳の冬、監査役として子会社に移る内示を受けた。

通勤が遠くなるのもさることながら、監査役の法定任期が4年であることに気がついた。64歳になる年度から4年全うすれば、退任するのは67歳の時。

 

つまり、つまり、まさに「あと2回冬を我慢すれば」と思っていたその冬の一番の厳寒期に、会社生活はもう2年あるよ、となったのだった。

任期途中で辞任することもありかな、と半ばマジで思いましたね、その時。

 

しかし、時の流れるのは早いもので、任期最終年、4年目の冬を迎えている。

まさに今度こそ、「この冬を我慢すれば、もう朝早く寒い中を会社に行かなくてもよい」のだ。

 

2022年も、出社日はあと2日。A社(西新宿)とB社(三軒茶屋)に1日ずつ出る。

年明け以降は、日が長くなるのと寒さが増すのを例年通り体感しながら、春が来るのを待つ。

 

この冬を越えれば。

 

 

 

 

 

 

 

ドーハの奇跡

 

サッカーワールドカップ、1次リーグE組は、日本がスペインに逆転勝ちして決勝トーナメント進出を決めた。

 

日本とスペインが1次リーグ通過。ドイツとコスタリカが敗退した。

 

しかし、この結果を誰が予想できただろう。

日本の1次リーグ突破自体は予想できても、この成績表にあるような結果を、という意味だ。

 

何しろ、世界ランキングからしても、スペイン、ドイツという強豪国が揃ってしまった地獄の組み合わせだ。

戦前の予想は、初戦のドイツを何とか引き分けでしのぎ、次のコスタリカ戦で勝てば、最後のスペインに負けても勝ち点4で、他チームの結果次第でもしかしたら、みたいな感じだったと記憶する。

 

それが、ですよ。

 

・そのドイツとスペインに勝った。

・勝ちを計算していたコスタリカには負けた。

・2勝1敗の成績。

・しかも1位通過。

 

こういう経過での1次リーグ突破を予想した人っていただろうか。

この経過は、おそらく事前予想のオッズとしては、このEグループの中でもかなり高い方だったはずだ。

 

さて、次戦、クロアチアとの試合で史上初のベスト8に到達できるだろうか。

眼鏡を踏みつぶした

2日(水)の朝方、トイレに起きた時に、布団の脇に置いてあった眼鏡を踏みつぶした。

(ちなみに、千葉ではこれを「ふんづぶす」と言います)

 

これまでも似たことは何度かやってきたが、今回は立って歩こうとして文字通り踏みつぶしたので、壊れ方は深刻。

 

片方のレンズが外れただけでなく、フレームも片方が切れてブラブラになってしまった。

 

自分でやったことながら、これはひどい

 

その日は以前使っていた眼鏡を使ってしのぎ、翌3日(木)、宇奈月オペラの練習で東京に行く前に、眼鏡を作ったメガネドラッグに行った。

 

おそるおそる件の眼鏡を出して見せると、はっきりとは言わなかったが、こりゃひどい、という顔をされた(気がする)。

 

時間もないので、預かってもらうことにした。

店内で直せる場合は連絡(電話)しないが、修理に出すことになったら連絡するとのこと。その日の内に連絡がなければ、翌日以降取りに来ていいとの話だった。

 

結果、その日は特に電話も入らず、それでは直ったんだな、とほっとしつつ、4日(木)の会社帰りに再度メガネドラッグへ行った。

 

無事に修復された眼鏡と対面。レンズもきれいにみがいてもらって、新品のようだった。

 

修理代は、と尋ねると、店内で直せた場合はいただいておりません、との思いがけぬ返事。

あんなに無残に壊したのに、と店に対しても眼鏡に対しても申し訳ない思いだった。

 

お言葉に甘えて、というかお金は払わず、でもレンズクリーナーを1本買って店を後にした。

 

寝る時は、うかつなところに眼鏡を置かない。

 

今後の誓いである。

グレープ4枚目のオリジナルアルバム公式情報

神田共立講堂で「GRAPE50年坂」が行われた3日(木)の晩、さだ(まさし)さんのメーリングリストで、グレープの新しいアルバムについての情報が配信された。

 

まだ配信映像を観ておらず、翌朝の報道も見ていない時点だったので、おおっ! そうか、ニュー・アルバム、と驚き喜んだ。

 

こんな内容。

 

本日の「GRAPE50年坂」はお楽しみいただけましたでしょうか?
ライブは一夜限りでしたが、グレープはまだまだ続きがあります!
ますます、ご期待ください!

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グレープ(さだまさし吉田政美
47年ぶりとなるオリジナル・アルバム 
2023年2月15日発売決定!
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1972年11月3日に結成され、翌73年10月25日にレコードデビューし今年活動50
周年を迎えた、さだまさし吉田政美による伝説のフォーク・デュオ“グレープ”。
75年11月25日にリリースされたシングル「無縁坂」アルバム「コミュニケーション」
以来約47年ぶり!となるグレープ名義最新作品の発売が決定しました。
代表曲「精霊流し」「縁切寺」「無縁坂」のセルフカバー新録音3曲を含むオリジナル
フル・アルバムとして2023年2月15日に発売。ご期待下さい!!

【リリース情報】
グレープNew Album「タイトル未定」
2023年2月15日リリース!
VICL-65764 / ¥3,850(税込)
※収録曲目 / 収録曲数等詳細は後報となります。

 

「グレープはまだまだ続きがあります!」。楽しみ。

GRAPE50年坂 配信視聴

3日(木)に神田共立講堂で行われたグレープのコンサート。

 

私にとってはまさに垂涎のものだったが、一次抽選、二次抽選のいずれも当たらず、涙を飲みつつ、せめてと有料の配信チケットを購入した。

 

コンサートその日時は、宇奈月オペラ東京公演の練習と重なり、生配信の形で視聴することはできなかった。
(もしチケットが入手できていたら、練習の方を欠席するつもりだった)

見逃し配信は今日6日(日)までだったが、期限ぎりぎりの今日、2時間21分の配信動画を視聴した。

 

まず、セットリスト。

 

   精霊流し
      (MC)
   紫陽花の詩
   雪の朝
      (MC)
   殺風景
      (MC)
   交響楽
      (MC)
   蝉時雨
   朝刊
      (MC)
   ゲシュタルト崩壊 ※
   ほおずき
      (MC)
   天人菊 ※
      (MC)
   ひとり占い
      (MC)
   縁切寺
   無縁坂

   [アンコール]
   掌
   精霊流し

 

配信されたのは15曲。※の2曲は新曲である。

 

このコンサートを報じるスポニチやネット上のニュースでは、「全16曲を披露」とあったので、調べてみたところ、セカンドアンコールとして「19才」が歌われたらしい。
有料の生配信であれば、最後の最後まで見せてほしかったところだ。

 

4日(木)のスポニチ

 

グレープの生演奏は、4月6日(水)に「文化放送開局70周年記念 海援隊南こうせつさだまさし・グレープ セイ!シュン コンサート」(東京国際フォーラムホールA)で聴いている。

その時と同様、上手側にさだ(まさし)さん、下手側に吉田(政美)さんという配置。これは、往年とは逆だ。

 

MCで聞いた話によると、「一般のお客さん」は888人。おそらく関係者などは別カウントだろう。900人足らずのチケットに当選できた人はうらやましいという他はない。
さださんからの「1976年3月26日に、ここで聴いたという人は拍手してみて下さい」に応える拍手が聞かれた。

 

冒頭の「精霊流し」は、このところのテレビやコンサートでの演奏に比べると、だいぶ遅いテンポ。久しぶりのグレープとしての演奏を自分たちで味わっている感じがした。あるいは、フルコンサートということで、全体のペース配分をさぐっているのかな、とも思った。

 

ほとんど1曲ごとに、2人のトークがはさまれた。
当然のことだが昔話が多かった。「精霊流し」をホテルの部屋で作って、2日後に大阪の映画館での映画の前座演奏の時に初演した話など。

 

「(グレープは)この曲から始まりました」と「紫陽花の詩」。

 

続いて演奏された「雪の朝」は、イントロでの吉田さんのハーモニクスの音に、そうそう、こうだった、と身震いがした。

 

私にとって、「グレープを聴く」というのは、吉田さんのギターを聴くことだ。2人で演奏されたここまでの3曲は、本当に感慨深いものがあった。

 

ステージにはピアノなどが配置されているのが見えていたが、ここでバンドが呼び込まれた。

 

ピアノ、音楽監督倉田信雄
ギター:田代耕一郎
ベース:平石カツミ
パーカッション:木村キムチ誠

 

いずれも、さださんのツアーバンド、「さだ工務店」のメンバーである。

 

「殺風景」、そして「交響楽」。

ヴァイオリンを使った「交響楽」を聴くのはいつ以来だろう。涙が出る思いだった、

 

次は「蝉時雨」。「70になると、この曲のテンポがしんどいんだよ」と吉田さん。「俺は20代の頃からしんどかったよ」とさださん。
この日の演奏は、往年よりはずっと遅いテンポだった。私はこの曲を2拍子で感じて聴いているが、このテンポだと4拍子だ。

 

そして「朝刊」。

 

ここまで7曲で、前半が終了という構成のようだった。この2曲くらい前に、さださんから「生配信でご覧になっている方は間もなく休憩タイムなので飲み物など用意して下さい」というような話があった。
明確に休憩はとられなかったが、ここでバンドメンバーが紹介され、50周年を祝って、ステージ上の6人がジュースで乾杯した。客席は飲食禁止だが、生配信を観ている人は一緒に乾杯できたわけだ。1972年の同じ11月3日は、グレープが長崎大学経済学部で初めて人前で歌った日ということだった。
その後、全員がステージ前面に出てきて、客席をバックにする形で記念撮影が行われた。

 

後半1曲目に歌われたのは、新曲「ゲシュタルト崩壊」。

その前のMCで、今回、グレープとして組むにあたり、吉田さんは「同窓会にしたくない」との意向だったそうで、それなら新しい曲、アルバムを作ろうかという話が出ているとのことだった。

既にできている新曲として、バンドも含めたメンバーで演奏された。

 

この曲は、おそらくさださんの作詞作曲だろうが、「さだまさしの新曲」ではなく、「グレープの新曲」だ。そこの違い、意味づけをさぐりながら聴いた。
これは、レーズン名義で出たアルバム、「あの頃について」(1991年)の時も同じだった。

 

続いて「ほおずき」。

そして、もう1曲、新曲が歌われた。「天人菊」。これは2人で演奏された。

新曲はあと2曲くらいできているが、まだステージで演奏できるところまで達していないとのことだった。

 

「この後歌うのは、「縁切寺」と「無縁坂」くらいですが、皆さんには、他のあの曲はやらないのか、といった声もあるかもしれませんね」というような話の流れで、さださんが「「ひとり占い」とか」と言うと、客席から結構な反応。さださんとしては冗談で出した曲名だったようだが、「誰も知らないでしょう? こんな曲」と言いつつも、スタッフが楽譜を持ってきて2人の前の譜面台に置いた。

 

「セットリストにないじゃない、これ」と吉田さんが言うのもかまわず、2人で「ひとり占い」が演奏された。
「お前、ハモりおぼえてるか?」と聞かれて、おぼえていないと答えた吉田さんのコーラスはなかった。
吉田さんの足元にはおしぼりが置かれていて、しきりと額をぬぐっていた。

 

その後のMCでは、順調に行けば、早くて2月には、グレープの4枚目のオリジナルアルバムが出る、と宣言された。
「わすれもの」(1974年)、「せせらぎ」(1975年)、「コミュニケーション」(1975年)に続く4枚目。「あの頃について」はカウント外のようだ。

アルバムタイトルは、20代で最初のアルバム、「わすれもの」を出したので、70代になった今回は「ものわすれ」でどうか、とトークで語って笑いをとっていたが、これは再考されるらしい。

 

50年経ち、まだまだこれから時間はあるように思っても、実際には残されている時間は少ない。しかし、その時間を大切に、どこまで走ることができるか、どこまで高みに登れるか、がんばっていきたい、とのさださんの話があり、予告通り、最後は「縁切寺」、そして「無縁坂」が歌われた。

 

全員が一旦ステージからはけた後、2人が再登場。

 

譜面台に新しい楽譜が置かれていたようで、吉田さんが「どうしよう。こんなにあるの? 誰が置いたんだ」。

 

「掌」。

 

そしてバンドが入場して、「精霊流し」。1曲目で歌われた時はギター2本だったが、ここではさださんはヴァイオリンを持った。

 

配信映像はここまでで切れたが、前記の通り、まだ続きがあったらしい。

 

途中、吉田さんのナンバーは1曲くらいあるのかな、と思ったが、結局なかった。残念。

 

さて、共立講堂まで行けなかったのは残念だが、こうして映像を観られたことは大きな喜びだった。

 

繰り返しになるが、グレープの値打ちは吉田さんのギターにあると思っている私としては、この映像では主に吉田さんを観ていた。

解散から46年。以後、2人の歩みは大きく異なっている。吉田さんは、しばらくの間、バンドやソロ活動をしたものの、演奏の一線からは退き、確かプロデューサーとしての仕事を続けてきたと思う。
現役のミュージシャンではない吉田さんが、この間、ずっとソロアーティストとして4,000回を超えるコンサートを重ねてきたさださん、またバンドメンバーと共に、本格的なコンサートのステージに立つにあたっては、大きな決断があったと推測する。

2人だけのグレープとしての演奏を聴いていて、これはまさしくグレープだと嬉しく思った一方、バンドが加わり、しかもそこに田代さんというギタープレーヤーがいる形になってからは、どう聴いたらいいのか、難しいところも感じた。

形としては、さだまさし+さだ工務店のメンバーに吉田さんが混じっているというふうにも見える。
・さださんのソロコンサートで、さだ工務店とともに演奏されるグレープナンバー。
・グレープのコンサートとして開催され、さだ工務店のメンバーが加わったこの日のグレープナンバー。
全曲にわたって、その違いをわかることができたとは言えなかった。

たぶん、このコンサートに向けてのリハーサルでは、実務的に、つまり音楽的に、色々なことがあったのだろう。また、さださん、吉田さん、それぞれに思うところも色々あったのだろう、と感じた。

 

しかしともかく、吉田さんの「やるからには同窓会にしたくない」との考えもあって、新しいアルバムは出る。
また、コンサートもどうやらこの1回だけではないらしい。

 

このところ、「50周年」のアーティストが多い。
ユーミンは50周年のベストアルバムを出したし、先月は郷ひろみの50周年ツアーに足を運んだ。
一方、TULIPは今のツアーがラストになると発表している(来年、東京国際フォーラムに行く予定)。

50周年の人たちがそれぞれに行く末を定めている中、グレープは「再起動」を謳っている。
どこまで走ってくれるか、どこまで高みに登ってくれるか、楽しみに待ちたい。

 

尚、46年前の神田共立講堂のライブCDは持っているのだが、何かせつなくて、これまで一度も聴いたことがなかった。これを機に、近く聴いてみたいと思う。

 

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